第28回短編小説の集い参加作品「出逢い、桜、さようなら」1人反省会
普通に振り返りみたいなタイトルにしようかと思ったのですが、色々と甘かったんだなぁと痛感したので、このタイトルに。
小説を書く前に、初めて小説を書いたという予防線を書きましたが、小学生の頃に「少年A vs 不良共」というタイトルだけでヤバいにおいがぷんぷんしてくる話をwordで書いていたのを後で思い出しました。
これは少年A(本名をアロウ・アルバルスという)が町の不良たちをドッカンバッキンとぶっ倒していく今でいう俺TUEEEEE系の話でした。その内、不良とばっかやってても仕方ないので、青年Rとかksと名乗る研究者みたいな人とか安土と桃山という2人組の小学生コンビも出てきてたのですが、着地点がなくて自然消滅したはずです。まぁ小学生のときに考えた話なんで、そんなもんです。無駄に設定は凝ってましたが(しかも無駄に覚えてる)。
さて、以下では今回の創作に当たってのネタばらしを行います。まぁ大作でもなんでもない訳ですし、興味ない人も多いと思うのですが、自分が言いたいだけです。
ネタバレというほどでもないですが、葉桜の季節に君を想うということ(著 歌野晶午)とスカイ・クロラ(著 森博嗣)に関して言及しているので、これから読むぜーって人は注意してください。
リンク貼った方が良いのかな...?
参加作品はすべて読ませていただきましたが、どの人も頭のネジが吹っ飛んでるか、何かしら拗らせてそうだなと思いました(超失礼)。いや、褒め言葉のつもりです...不快な思いをされたら申し訳ありません。頭おかしいやつがなんかほざいてるわ、と思ってスルーしてください。
お題について
桜の季節か。桜の季節...桜の季節...桜はいつでもそこに「在る」訳だから、いつでも桜の季節じゃないか?例えば葉桜の頃とかも。
それとかこういうことも考えられる。桜が年中咲いているという設定にしておいて、実は夏でしたー、秋でしたー、冬でしたーとか...
と考えたのですが、流石に天邪鬼だなと自分でも思いました。まぁ葉桜も桜の季節だーなんて、葉桜の季節に君を想うということを読んでなかったら、思ってなかっただろうなとも思う訳ですが。
タイトルについて
全く思いつかなかったので、語呂の良さだけで決めました。もっと熟考すべきだったかもと今では思います。
人物について
たった2人だけですが。1人ずつ見ていきます。
坂井俊治
作者である私をベースにして、パラメータを弄った、みたいな人。まんま私である、ということは断じてない。似てるっちゃ似てる。
名前の由来
苗字
桜満開
↓
さくらまんかい(ひらがなにした)
↓
さ くらまん かい(3つに分けた)
↓
さかい(分けた分の初めと最後を取った)
↓
坂井(漢字に)
下の名前
春
↓
しゅん(音読み)
↓
しゅんじ(適当に名前っぽく)
↓
俊治(漢字に)
三倉千遥
う~ん。難しい。
理由は簡単。私は中高男子校で大学は理系です。うん。なんていうか、察してくれ。
そんななのに女性を書こうなんて思って気が触れてるんじゃないかと過去の自分に言いたい。
まぁ創作でくらい女性と触れ合ってみたかったんですよきっと。
ちなみに、この千遥さん、当初は関西弁を喋る予定だった(大マジ)。なんだったら坂井くんも関西弁を喋る予定だった。
一応、理由はあります。まず私は生まれも育ちも関西で、関西人です。普段はバリバリの関西弁を喋ります。
しかしまぁ根暗な訳です。
要するに関西人は皆お喋りが達者で面白いことを言える訳ではないんやでと言いたかったのです。明石家さんまには悪いですが。
結果的には、喋らせなくて良かったなと思ってます。
名前の由来
苗字
桜満開
↓
さくらまんかい(ひらがなにした)
↓
さ くらまん かい(3つに分けた)
↓
くらまん(真ん中を取った)
↓
満倉(漢字にして、語順を逆に)
↓
みつくら(満を「みつ」と読んで再びひらがなにした)
↓
三倉(漢字に)
下の名前
春
↓
はる(訓読み)
↓
ちはる(適当に名前っぽく)
↓
千遥(漢字に)
場所について
富見戸橋くらいですが。当初は鴨川付近を連想させようかと思いましたが、特にそういう訳でもないです。
名前の由来
さくら
↓
しけり(1文字ずらした)
↓
humid(英語にした)
↓
ふみど(ローマ字読みした)
↓
富見戸(適当に漢字にした)
たまたまですが、踏みとどまる、みたいな感じが出て良いかなーと思いこれに決定。
話の内容について
どうやってこの話を考えたのかぶっちゃけあんまり覚えてないんですが。
真っ先に思い付いたのが、卒業証書を風に乗せて飛ばすシーンでした。それ以外は本当に何も。
あれこれ考えて、結局大まかな流れが
同類(もしくはそう思える人)と出逢う、どっか食べるところ行く、死ぬー死にたいー殺して―お前も死ねーとお願い
という話に。
桜の季節は、出逢いと別れの季節でもある訳ですが、別れて(例えば卒業式)から出逢い(例えば入学式)があるのが普通です。
それを逆にして、出逢い→別れの順にするくらいの天邪鬼なら良いかなと思ってこんなんになりました。
一先ずこれで行こうと思ったのですが、しかし、あれ?これどっかで見たなぁ...となりました。
...
......
.........
あ、これスカイ・クロラだ。
この話、引き合いに出すのも腰が引けるくらいの劣化スカイ・クロラになりかねん。
このことに気付いて、書くのやめよかなと思ったのでした。
しかし、たまたまブログを始めて、たまたま皆で小説書こうというイベントがあって、こんな機会は今後ないかもしれない、しかも構成までこぎつけた訳だし...と思い直し、
とにかく書ききろう、これ書き終わるまで寝ないと決めて何とか形に。
セリフ回しとか場面の描写とか細かいところはその場で行き当たりばったり。よく出来たな、ほんと
書き終わってからは、まぁ死んでもないし死なせてもないから、原作と映画を足して2で割ったみたいな終わり方で全く一緒ではない?なんて思いました。いや、むしろ悪いのか...でも書いてて自然とこうなったからなぁ。
主催者様のコメントについて
これは書いた方が良いのかどうか分からないのですが、書いてしまうことにします。
まず、具体的なバーの描写を増やせば、とのご指摘でしたが、うん、バーね。バー。
入ったことないから書けん。ならそんなシーン書くなって話ですが、バーなんか行かないで川べりでだべるシーンにすることも考えたのです。しかし冷静に考えてこの時期にそれは寒すぎやろと思い、適当に店に行かすしかないなと。
次に、女性が本当に存在しているのか?ということですが、全くそんなこと考えてませんでした。
私はこの文章を見て衝撃を受けました。あぁ、今持てる自分の力では都合の良い話しか書けないんだなと。
それは私があまりに人を避けすぎて、現状塞ぎ込んでいるのと関係しているのだなと。
なんだか、今の自分の心理状況を創作を通してカウンセリングしてもらったような錯覚を受けました。主催者様はそんなこと微塵も思われてないでしょうが。
とにかく、ものすごく久しぶりに創作が出来たのと、現状を見つめ直すことができたことに繋がったのとで、参加出来て良かったと思っています。
そして、言われてみれば、彼は本当に多重人格なのではと思えます。主催者様は作者である私よりよほどこの物語のことを分かってらっしゃるのではと思い、気恥ずかしさもありますが、嬉しかったです。
最後に、私にとって、ヴォーカル付きの曲は作業用BGMにならないのですが、雰囲気作りに聞いた曲を。
他に
桜坂(福山雅治)
春よ、来い(松任谷由美)
東方妖々夢曲全般
など
見事に桜ばっか
以上です。お付き合いいただきありがとうございました。
あぁ、色んな人に会わないとなぁ。
本当はずっと漫画読んでたり勉強してたりしたいんだけどなぁ。