短歌の目2017年5月参加作品 1人反省会
タイトルが分かりにくいですが、感想と振り返りです。
学生時代、英数理がまぁまぁ出来て、国社はゴミという典型的な理系人間だったが、古典の雰囲気は嫌いではなかったマサミツです。
ほんまやねん、点数に結びつかなかっただけやねん...
前置きはこの辺にしときます。
以下では、自分の書いた短歌各首に対して、なんかコメントやらネタばらしやらをしていきます。
他の参加者の短歌はすべて読ませていただきましたが、今回は言及しません。
初めて参加して、色々言ってしまって良いのかとか、思ってしまって、まぁ単純にビビってるだけです。
初回のが怖いものなしで、言ってしまえるかもしれませんが、私は慎重に慎重を重ねすぎる派なので...
1. 青葉
写真機を かざす君の手 ぬくもりよ 青葉の如き 若々しさかな
最初は普通に、初夏の季節の青い葉っぱで考えてたのだが、途中で艦これの青葉が頭に浮かんでしまった。
全然関係ない幻想郷の烏天狗すら頭にちらつきかけていたが、それを何とか抑えて、とりあえずカメラを登場させてしまおうと思い、こんなんに。
2. くつ
五月雨に 憂うる人も いるけれど 傘を捨て置き ただ靴を鳴らす
"くつ"が入っていれば何でも良いということだったが、何のひねりもなしに靴にした。
どうやって思い付いたか忘れてしまったが、何かしら束縛からの解放を感じたくて、こんなんになった気がする。
真っ先に完成させた。こういう行事は正直あんまり得意じゃないです。
4. 衣
床の中 夢と違わぬ 夢の中 衣剥ぎつつ 唇交わす
1回で良いからこういう体験してみたい
まぁそれなら引きこもってるなって話なんだが。最近は言うほど引きこもってないが、人に会ってないから似たようなもん。
何でもそうだが、1回で良いからと言いつつ1回経験したら、また経験したくなるのだろう。
この企画に参加された方で、"衣"から天ぷらの衣を連想した人は多かったみたいだ。もっと視野を広げねば。
5. 夕なぎ
静かなる 磯の香りの ただ中に 思いを馳せる 夕なぎのとき
1番迷ってた気がする。でも、"夕なぎのとき"というフレーズを思いついてからは割とすぐだった。
確か1分もかかってない。
テーマ詠
運動会
私が通っていた中学と高校の体育祭は5月にやっていました。
やる気はなかったです。運動が嫌というより集団行動が嫌だった。
真剣に取り組んではいた。ただ辛かった。
湿っぽい話はこの辺にして、テーマ詠の短歌について、上と同様にコメントやらをしていきます。
はちまきを 取りつ取られつ 入り乱れ 攻めるも勝ち筋 逃げるも勝ち筋
丁度この短歌を作っている時期に、僕のヒーローアカデミア2期で体育祭の話をやっていた。特に騎馬戦が盛り上がっていた。だからそういう風なのを入れたいと思ってこんなんに。
意志強く 心は穏やか 大丈夫 位置に着いたら 合図を待つのみ
この後レースを控えた短距離走選手の心持ち。自分で作っといてなんだが、一瞬の風になれ(佐藤多佳子)という小説を思い出す。
自分より 大きな玉を 転がして 一生懸命 頑張りました
大玉ころがし。これは体験談。小学校1年生のとき、私は身長108cm、体重15kgだった。玉は自分より大きくはなかったかもしれないが、ほとんど同じくらいの高さだった。
子供の頃、小柄な人は大人になると身長がとても高くなると相場は決まっているが、私はチビのままだ。
夜更かししすぎたのと運動しなさすぎたのが原因だろう。
曲かけて 選手の名前 暗記して とても忙し 放送部員
これも体験談。リレーで走ってる人を応援しているのを見て、応援してる方も走ってる方も頑張れ頑張れと思いながらだらけていた。
摩天楼 鉄塔電柱 ひらり避け 鳥の障害 物競走
運動会に関してなら、何でも良いということだったので、なんかちょっとひねくれたのを入れたいなぁと思っていた。ボーっと空を眺めていると、鳥が飛んでて、これだと思った...んだったかな。
まぁぶっちゃけ、鳥からしたらビルは障害物でもなんでもない、むしろ休憩所くらいだと思うが、自分ではまぁまぁ気に入ってます。
とても楽しめました。多分次回も参加します。
実は、小説をのべらっくすさんのところの、最後の企画(別のところで続いてるみたいです)で書かせてもらいましたが、今現在、小説を書くのはちょっと無理です。断っておくと、小説が嫌いな訳じゃないです。今書いても、恐らく似たようなのになってしまうと思うのです。今なら書ける、と思ったその時に、機会があれば挑戦したいと思います。